思考錯誤録

頭でっかちな人間の見た景色

【今日の1曲】埠頭を渡る風 松任谷由実

「ゆるいカーヴであなたへたおれてみたら
何もきかずに横顔で笑って」

ドラムを中心とした、リズムの疾走感。
流れていく街灯、渡る風、と詞の中にも疾走感は表れている。
そこに浮かびあがる、「私」と「あなた」の姿。

情景描写のスピード感が、ふたりの間の微妙な空気を際立たせているように思う。

40年前の曲だが、聴いていて古さを感じない、ユーミンの曲の中でもかなり好きな曲だ。


1978年 シングル 「流線形'80」収録
ベスト盤「日本の恋と、ユーミンと。」にも収録