【もりほんさんぽ】我孫子から柏へ。
ひょんなことから18きっぷを手にしてしまったので、ふらっと我孫子へ。
まずは唐揚げそばを食べて腹ごしらえ。久しぶりやけど、変わらずデカいうまい安い。
駅前の案内板をみたら嘉納治五郎の別荘跡があるというので訪ねてみた。雰囲気の良い石段を登ったところが跡地の公園になっている。今は木と建物で遮られているが、当時は手賀沼を一望し、その向こうに富士山も見えたそうだ。
向かいには柳宗悦の屋敷跡があり、こちらは別の民家が建っていた。柳宗悦が嘉納治五郎の甥だったと初めて知った。
手賀沼のほとりの公園では、白い鳥がのんびり草を食べていた。
1キロほど歩いて手賀沼大橋を渡ると、対岸には道の駅が。
休憩がてらブルーベリーソフトと麦芽ゼリーを食べてみた。
ブルーベリーソフトは、期待通りのおいしさ。ブルーベリーつぶして混ぜ込んでいるのか、けっこう皮のようなものも見える。柏産のブルーベリー100%の地産地消。
麦芽というとビールくらいでしか聞かない気もするが、なぜかゼリー。ココアパウダーが入っているせいで、ほぼココアゼリー。残念ながら麦芽の味は全くわからずじまいだった。
道の駅を出て、かなり遠いが徒歩で柏駅を目指すことにする。沼のほとりは遊歩道&自転車道になっているのでとりあえずそこを通ることに。
しばらく行くと、道端の看板に平将門ゆかりの城跡、みたいなのが唐突に出てきたので、脇道に入る。
細い道を奥へと進むと、福満寺というそこそこちゃんとしたお寺が現れた。
平将門っぽいのは小さなお社くらいで、あとは特にそれとは関係なく雑多な感じ。
四国八十八ケ所参りした人が持って帰ってきた砂を祀った准四国八十八ケ所なんてのもあった。そこに参れば八十八ケ所お参りしたことになるのか…?
お寺自体がすごく良い雰囲気で、いろんな種類のセミの鳴き声が降り注ぐ蝉時雨が心地よかった。セミそのものは別だが…。
そこからはしばらく住宅街を抜け、大通りに出るとあとはひたすら駅に向かって歩くのみ。途中、土砂降りの夕立に降られて地域センター的なの(住区みたいなやつ)の軒先で雨宿りしていたら中のおじさんが、よかったらロビーで雨宿りしていってーと声かけてくれるなんてこともあった。
夕食はさらに電車を乗り継いだ南越谷でピザ食べ放題。なぜわざわざ行ったかといえば、昔家の近所にあったのになくなってしまったから。
なお、18きっぷ1日分の元は取れたか微妙である。